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ソフトな風合いの天然タンニンレザー

自然と共生し、人にやさしい素材を創るために、私達は、天然タンニンなめしを選びました。
  
 
21世紀をリードする天然皮革
 

20世紀は、新しいものが次々と生み出された”物理化学時代”
21世紀は、『自然化学』という理念を元に、生活者ニーズが、
機能性重視、衛生的で健康的な志向へと変化し、”生物学時代”となります。
来るべき21世紀に向けて 私達は、自然と生活者の共生を考えた 
タンニンレザー 『オルガノ』
 を 開発しました。

オルガノの特徴
 
● クロム及び他の金属系鞣剤等は使用していません。
● 焼却してもダイオキシン(内分泌攪乱化学物質)を発生しません。
● 土に放棄しても土壌を汚染しません。
● 大気・水質汚染しません。 また、生物分野にも安全です。
● ソフトでさまざまな革製品を作ることができます。
  (裏革、甲革、袋物・ベルト用、型押し、エナメル、スエード等)
● 当社開発の抗菌、防臭、防カビ加工もできます。
● ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)が可能です。
オルガノのこだわり
 
オルガノは30種類以上の薬品を使用し、それぞれの成分バランスの微調整により完成しています。とくに植物タンニン鞣しでの特徴である「固さ」や「匂い」などを抑えるために使用しているオイル類の配分は困難を極めました。

使用する薬品の19%にあたるオイルを、1種類ずつ配合を変えたり、種類を変えたり、混合方法の試行錯誤を何度も繰り返し、最終的に8種類のオイルを使用することにいたしました。

さらに工程においては、通常PHチェックを2回行うところを、オルガノでは各工程合わせて11回実施しています。各工程でのPH管理は、大変重要です。それぞれの薬品の持つ特徴を活かし、よい状態の薬品同士の相乗効果をより高めるためなのです。この工程管理や、気候による湿度や水の変化への対応こそが、私達の福島化学工業のこだわりなのです。

その結果、柔らかくなり、匂いを抑え、プリント地としては染料がのりやすく、ムラやにじみを抑えることができました。

皮革はとても奥が深く、現在のオルガノも日々改良を続けながら、皆さまに喜んでいただけるよう努力しています。
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